かつら(カツラ)の種類<HOME>■ かつら(カツラ)の種類は大きく分けて2通り。 かつらには、その素材のちがいや、装着方法の違いなどから、様々な種類に分類できます。 素材の違いといえば、「人毛かつら」と「人工毛かつら」、 装着方法の違いならば、「脱着式かつら」と「連続装着式かつら」に分けられます。 かつらの種類を考えるうえで、かつては、素材の違いが大きなウェートを占めました。 しかし、最近は化学繊維から作られる人工毛の目覚しい進歩により、かつらに占める人工毛の割合が非常に大きくなり、人毛と人工毛を区別する意味はあまりなくなってきているように思います。 かつては人工毛といえば、不自然に見えたり、ちぢれやすいといた弱点がありましたが、今の人工毛は、見た目は限りなく人毛に近いですし、耐久性にも優れています。 人工毛かつらがちぢれてしまうのと同じ期間、人毛かつらを使ったならば、おそらく人毛の方が早く痛んで、ぼろぼろになってしまうでしょう。 というわけで、ここでは、使用者により大きな影響を与える装着方法のちがい、 「脱着式かつら」と「連続装着式かつら」にスポットをあてて、かつらの種類を紹介していこうと思います! ■ 自分で取り外し可能な「脱着式かつら」。 まず、脱着式かつらですが、これは、留め具やテープでかつらを固定して使うタイプのかつらです。 地毛が横や後ろにまだある程度ある場合は、留め具(ピン)で固定し、地毛がなくなってくると両面テープで固定することになります。 留め具というのは、いわゆる金具で、仕組みは女性が使う髪留めのピンと同じものです。 髪をすくって引っ掛けて、パチンと止めれば簡単に留めることができます。 私のかつらもこのタイプで、私のかつらは留め具が前に1つ、横に2つ、後ろに2つの計5か所に着いています。でも、2年くらい前から、ついに前の毛がほとんどなくなってしまって(泣)、留め具が留まらなくなってしまったため、前の留め具ははずしてしまっています。(私のかつらは留め具自体が取り外し可能です) その場合、本当は前を両面テープでとめて使うのですが、私は面倒くさくてテープは使っていません(笑)。 横をしっかり留めておけば、普段は激しい動きをするわけでもないし、前から引っ張れない限り、まず大丈夫です。
このタイプのかつらのメリットは、何といっても、自分で取り外しができることです。 自宅でかつらを脱いだとき開放感は、何ものにも変えがたいものがあります。 ふぅー、と一気に肩の力が抜け、開放感に包まれる至福のひとときです(笑)。 また、かつらをはずして頭を掻いたり、毎日、地肌を思い切りシャンプーできるのは、取り外し可能なかつらだからこそ可能なわけです。 デメリットはなにかというと、装着したままでは、寝ることができないことです。 これは、正確にいうと、一応寝ることはできるけど、安眠することは困難だということです。 想像していただけばなんとなくわかると思いますが、頭に留め具(ピン)をつけたままなので、頭を枕につけて寝ていると、こすれてつっぱったりして、痛い思いをすることなります。 そのため一定の姿勢を保つように寝なければならず、これではとても寝た気がしません。 また、かつらだと知らない相手と一緒に一晩寝ることになると、さらに難しいことになります。 寝ているとき知らず知らず寝返りなど打っていると、かつらと地毛のさかいがカパッと思いっきり浮いてきたりして、あきらかに不自然!、な感じになってしまいます。 こんなときは、相手より遅く寝て、自分は先に起きて、まず鏡の前で髪型を整えるようにしなければなりません。 ・・・これでは、安眠どころか、おちおち寝ることもできませんよね。(ふぅー・・・) 私はこのタイプのかつらで、1泊2日の社員旅行に行ったことがありますが、正直、このかつらでは1泊が限界だと感じました。 このタイプのかつらデメリットは、他人と同じ部屋で寝泊りするのが非常に難しい、ということでしょう。 ■ ずっとつけたままの「連続装着式かつら」。 脱着式かつらに対し、カツラメーカーの店舗で装着してもらうのが連続装着式のかつらです。 このかつらは、メーカーや製品にもよりますが、最長3〜4週間くらいは、着けたままでいることができます。 取り付け方法は大きく分けて2種類あり、ひとつはかつらのベースの糸に地毛を通して、接着剤で固定する方法で、もう1つは、地毛に糸を編み込み、そこにかつらを結びつける方法があります。 この2つのそれぞれの方法は、また後ほど説明しますので、ここでは、連続装着式かつらの特徴を総括してみます。 このタイプのかつらのメリットは、ずっと着けたままなので、かつらであること忘れ、自分の頭と一体化しているようなフィット感があるわけです。 かつらを取り外して自分でかつらを洗ったり、かつらの置き場所を探すなどのわずらわしさがなく、かつらを完全に自分の頭として生活することができるわけです。 また、これは製品にもよりますが、一般的には脱着式よりも、ずれたりしにくくこともメリットです。 対して、デメリットは、やはり自分で取り外せないゆえの不便さがあります。 頭を洗うのも製品の上からなので、頭皮を思い切り洗うわけにはいきません。 メッシュの間からなんとか指を入れることはできても、ゴシゴシ洗うというにはほど遠い感じになります。 また、取り外して、再装着するために必ず定期的に店舗通わなければいけないことも、難点です。 髪が伸びるにしたがい、接着剤がゆるくなったり、結んできた箇所が浮いてくるため、月に一度は必ず店舗に出向き、取り外して、再度装着し直さないといけません。 急な病気や事故で入院でもしたときはどうするんだろう?・・・という疑問もあります。 このタイプのかつらは、自分では取ることも着けることもできないので、すべて店舗にゆだねることになります。それを楽だと思うのか、わずらわしいと思うのか、使用する方にとって考え方は大きく違ってくると思います。 連続装着式かつら@ 「接着剤で固定するタイプのかつら」 さて、連続装着式かつらには接着剤を使って固定するものと、接着剤を使わないものがあります。 まず、接着剤を使うタイプのかつらはどんなものか、見てきましょう。 このタイプのかつらは、取り外しタイプの留め具に相当する部分が、ひもになっています。 そして、そのひもに髪(地毛)を通し、ひもと地毛の合わさる部分に接着剤を着けて固定します。 メーカーによっては、ひもを通すとき、髪を巻いたり、巻かなかったりします。 また、接着剤は、ドライヤーで乾かすと簡単に固まり、硬いゴムのようになります。ただし、着けた日はまだ接着剤が完全に固まっていないので、その日は洗髪はしないようにと言われます。
そして一晩もたてば、接着剤がしっかりと固まり、なにをしてもまずとれない状態になります。 寝るときも、ひもと、少量の接着剤(ゴム化している)なので、頭を枕につけていても違和感なく、快適に寝ることができます。 ただし、この接着剤タイプのかつらは、地毛が伸びることと、接着剤のゆるみから、かつらがゆるくなって浮いてくるため、メーカーや製品、個人差によりますが、長くても2〜4週間後には店舗に行って、再装着してもらう必要があります。 取り外すときは、接着剤を溶かす薬品を接着部につけて、軽くこするだけで、簡単にとれます。 ※どのタイプのかつらでも、個人に合う、合わないはやはりあります。 私にとって合わないのはこの接着剤を使うかつらでした。何が合わなかったかというと、とにかくカユくなってきてしまうんです・・・。地肌を洗えないせいなのか、接着剤が合わないせいなのか原因はよくわかりませんが、とても2週間もガマンできませんでしたね。私がつけることができたのは、最長で1週間でした。 今も社員旅行のときなどには仕方なくこの接着剤かつらを着けていきますが、用が済むとすぐ店に行って外してもらっています。−−− このタイプのかつらを、メーカーによっては、ひもに髪を巻く様子から、「編み込み式」と呼んでいるいるようです。しかし、次に説明する接着剤を全く使わない本当の編み込み式かつらと対比する意味でも、ここでは接着剤を使うものは編み込み式とは表現しません。 連続装着式かつらA 「編み込み式のかつら」 このタイプのかつらは、いわゆるベースといわれる部分がありません。全体が網目状の帽子のようになっており、これを髪(地毛)と結い付けていくことにより装着、固定していくものです。 まず、ベースのかわりに髪の方に、そのとっかかりになるものを作ります。 3本のひもを、三つ編みの要領で髪に編みこんでいき、頭部をぐるっと1周します。 このとき、前に編みこむ髪が全くない状態だと、その部分だけは後で両面テープで留めることになります。
かつら本体には、いわゆるベースと呼ばれる固い部分はがなく、全体が網目状になっています。その一番外側と、三つ編みでつくった部分を糸でくくりつけるようにして固定していくわけです。 このタイプのかつらの最大メリットは、その強固さです。 他のどのタイプのかつらと比べても、ずれにくく、そして、はずれません。 また、ベース部分がなく、頭にメッシュが乗っている感じになるため、通気性にも優れており、蒸れたり、かゆくなったりしにくいとされています。 頭を直接ゴシゴシと洗うことはできませんが、メッシュの網目が約1センチと大きいので、指を入れて掻いたりすることはできます。 デメリットはやはり、自分脱着できない点。1ヶ月に一度、店舗に行って付け直してもらわなければなりません。また、まれに編み込みが合わない人もいるそうです。 ■ ■ ■ さて、以上のように主なかつらの種類を、装着タイプ別に見てきました。 どのかつらが優れていて、どれが劣っているということはなくて、一長一短だということがおわかりいただけたのではないでしょうか。 使う人のライフスタイルや、何を面倒だと感じるのか、また、肌にあう・あわないといった違いで、どのタイプのかつらを選ぶかは変わってくると思います。 本当はすべてのタイプのかつらを試着して決めることができれば一番良いのですが、残念ながら、それ難しいのが現状です。 メーカーによって扱うタイプの製品が異なってきますし、ほとんどの場合がオーダーメイドです。 購入時に試着をさせてもらえることもありますが、自分が使う製品は契約してから製造するわけで、できてくるまで本当の使い心地はわかりません。 また、連続装着タイプなどは、1日着けていただけでは、その使用感はわからず、何日も着けていて初めて、あう・あわないがわかってきたりします。 ですから、初めてかつらの購入する場合には、ぜひ、事前によく情報を集めて、よく検討してから、どのタイプのかつらにするか決めるようにした方がいいですよ! ■ ■ ■ 参考図書のご紹介
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